【有料会員セミナーレポート】「訪問看護のイロハ 〜訪問看護事務員的ステーション運営のコツ〜」(2023.5.26)

 

Ns上妻

みなさん、こんにちは!

株式会社ビジケアの代表の上妻(コウヅマ)です。

今回は、訪問看護経営者・管理者の方向けのセミナーの紹介をさせていただきます!

ビジケア有料会員約300名(R5年5月現在)登録してくださっており、定期的にイベントを開催しています。

 

 

「訪問看護のイロハ 〜訪問看護事務員的ステーション運営のコツ〜」(2023.5.26)
講師:株式会社ビジケア 訪問看護管理者・経営者コミュニティ<医療・介護制度関連 品質責任者> 森内 勢子氏

 

今回は、令和5年5月26日に開催した有料会員向けセミナーのご紹介です。

Ns上妻

まずは講師の紹介です!

 

講師紹介

 

森内 勢子/Seiko  Moriuchi

  • 株式会社ビジケア 訪問看護管理者・経営者コミュニティ<医療・介護制度関連 品質責任者>
  • 訪問看護 事務員サポート担当

 

講師プロフィール

18年間、訪問看護ステーションで医療事務を経験

現在は、総参加者300人以上の「ビジケア訪問看護 管理者経営者コミュニティ」での医療・介護制度関連質問チャンネルの品質責任者を担う

個人としては、調理師の経験を活かし、子ども食堂や配食サービス、地域の資源再生として石鹸作りの教室や販売等、地域密着した起業

多事業所からの訪問看護事務の教育や委託も担当

フットワークを活かし地域貢献しながら生きやすい街づくりに奮闘中

 

講義内容スタート

今回は、ビジケア誇る事務エキスパートの森内様に講義していただきました。

森内様は訪問看護の事務員歴18年の大ベテランであり、訪問看護の制度やレセプト業務のプロフェッショナルです。

ビジケアのコミュニティの中では、会員様の疑問や質問に的確且つ懇切丁寧に日々答えてくださっています。

 

講義は、以下の内容で構成されています。

 

アジェンダ

第一部:事務業務負担軽減の重要性について

第二部:訪問看護ステーションでの事務業務とは

第三部: 管理者や経営者が自ら事務業務を担うケース

第四部:事務スタッフを採用し解消するケース

 

第一部では、「訪問看護ステーションの事務業務負担の現状と課題」についてや「負担軽減がもたらすメリットや効果」について説明していただきました。

訪問看護事務業務は膨大な量であり、本来の訪問看護以外の業務が増大し、持続可能性が損なわれているように思えます。

訪問看護のレセプトは経験者も少なく、専門的に教えてくれるスクールなども限られており、事務スタッフを採用しても育成が課題になっていると森内様から話がありました。

講義では、業務を役割分担することで得られる効果について詳しく説明があり、目から鱗の情報でした。

 

役割分担で得られる効果

利用者満足度UP!

スタッフ満足度UP!

売上UPへつながる!

 

 

第二部では、「事務業務の範囲と流れの整理」や「ステーション運営における事務業務の役割」について説明していただいています。

森内様が実際にどのような事務業務を担っているのか、月間スケジュールを見せていただきましたが、そのスケジューリングは目を見張るほどのものでした!

利用者様はそれぞれの生活状況や病気が違うため、加算や主治医も指示期間もばらばらで請求業務は煩雑になります。

その業務をいかにスムーズに確実に行っていくかの秘技も教えてくださっています。

 

 

第三部では、「事務業務の適切な役割分担と効率化」と「円滑に業務ができる環境作り」について説明がありました。

 

管理者に求められること

利用者の訪問看護サービス等の運営だけではなく、財務・人事労務・マーケティングなどの経営全般についての管理能力も必要

 

経営者や管理者が自ら事務業務を担うケースはとても多く、人事・経営・スタッフのこと等考えないといけないことは山ほどある中で、膨大な事務作業をとりあえず片づけているという方は少なくないのではでしょうか。

訪問看護ステーションが成長するにつれ、経営者や管理者が事務業務を担いきれなくなる時期がいつか来ます。

森内様は、「未来のことをしっかり見据えて事業所の状況を客観的に把握し、業務体制を整えていく必要があるのではないか」と話され、業務分担の重要性について説かれました。

 

 

第四部では、「事務スタッフに求めるスキルや資格」や「事務スタッフ登用におけるメリット」について説明していただいています。

事務スタッフを採用した場合の解消ケースについて詳しく説明があり、事務スタッフを雇用することで得られるメリットについて理解を深めることができました。

事務スタッフを採用することで、事業所だけでなく働いているスタッフにとってもたくさんのメリットがあることが分かり、特に事務スタッフ採用で迷われている事業所はとても参考になったのではないでしょうか!

 

 

最後に、訪問看護事務を長年務められてきた森内さんのとても素敵な野望を語ってくださいました。

 

森内様の野望(思い)

円滑に看護師やセラピストが訪問業務を行えるように、「訪問看護事務士」の育成のためのシステム作りをしていきたい。

 

 

質問タイム・交流会

講義後は多くの参加者の方からたくさんの質問が寄せられましたので、その中の一部をご紹介します。

 

Q

退院時共同指導加算は、自分のステーションで書式を決めて記録し、利用者様にお渡しして加算が取れると認識していますが、文章の交付が病院側からされたものだけをお渡しするのでも加算は取れるのでしょうか?

 

A

退院時共同指導加算を算定するにあたって、退院カンファレンスの記録が必要になるのですが、病院は病院で算定されているので訪問看護は訪問看護として作成していただく形となります。

 

この他にもたくさんの質問があり、森内様は全ての質問に真摯に答えてくださいました。

事務業務に悩まれている経営者や管理者の方、事務スタッフの採用を検討されている経営者や管理者の方には必見の内容でしたね!

 

 

ビジケアの有料会員に登録すると、今回のようなイベントにも無料でご参加いただくことができます。

令和4年度は毎月有名な講師の方々をお呼びしてセミナーを開催しています。

下記のような方々はおすすめです!

「管理者、経営者の仲間が欲しい!」
「現場で色々今悩んでる!」
「全国の皆んなと話し合いたい!」
「経営者、管理者として色んな考え方や意見を知りたい!」

 

 

次回予告【会員登録で無料参加可能】

 

Ns上妻

次回の訪問看護経営者・管理者向けセミナーは下記の通りです。

 

 

ビジケアの有料会員登録をすると、セミナーが無料で受講できます。

全セミナーを無料で受講できる会員の説明は、下記のボタンからどうぞ!

ビジケア公式LINEに登録すると、訪問看護に関する最新情報(診療報酬や介護報酬改定を中心とした内容)が月に2回無料で配信されます。

最新セミナー情報やお得なご案内も配信していますので、よろしければ登録をお願いします。

友だち追加