目次
お名前
よろしくお願いします!
働いている地域はどちらですか?
働いている職場(事業所)を教えてください
荻窪では副所長をしています。
現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください
新卒でICU・高度救命救急センターに配属となり2年10ヶ月勤務し、その後の約1年は、フリーで色々な働き方にチャレンジしました。
保健師としては特定保健指導、看護師としては重症心身障害児放課後デイサービス・高齢者向けデイサービス・健診センターなどで働きました。
また、ボディメイクインストラクターとしてボディメイク指導に挑戦したり、看護師ライターとして記事を作成したり、ボディメイク総合メディアでSNS運用などもしていました。
そうした複業の中のひとつの仕事として、現職であるホウカンTOKYOでも週2日、訪問看護師としてパート勤務をしていました。
そこから少しずつ日数を増やして、今年に入って週2日から4日、5日へと日数を増やし、今に至ります。
現職(訪問看護師)歴は?
訪問看護に興味を持ったきっかけは?
訪問看護はやったことがなかったのでチャレンジしてみたい、という気持ちもありましたが、それまで地元から出たことがなかったので「東京で働いてみたい」という好奇心もありました。
正直、最初は「なんとなく」で働き始めた一面もあります。
ただ、病気を持ちながらも地域で生活している人に興味があったこと、その人らしい幸せをつくるお手伝いをしたいと思っていたこと、病院の外で働く看護師になりたかったこと・・・元々抱いていた想いと「訪問看護」が、働いていくうちに合致していきました。
当時は常勤になったり副所長までする香菜子さんの姿は想像がつきませんでしたが、訪問看護を始めてイキイキと働く香菜子さんを見ていて「この仕事、合ってるんだろうな」って感じていました。
改めて振り返ってみて、訪問看護を勧めてよかったと思います。
訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?
看護師経験でいうと・・・8年以上とか、一通り病院を経験し尽くしてなんでもできる人じゃないと難しいのかなと思っていました。
実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界
とはいえ、教育体制はステーションによって違うので、働く場所によって看護の質が変わってくるんじゃないかと思いました。ある程度の経験はあったに越したことはないと思います。
その中で、各事業所が手探りで事業運営や教育をやってきた、という変遷があり、体制が確立していない事業所が多いという話を聞きます。
働いてから頑張っていくことはもちろん、自分の経験・スキルに合う職場選びが重要になりそうですね。
あと、訪問看護の世界は病院と比べると、働く側にも利用者さんにも自由度の高さがあると感じました。
その分、個々の責任が大きく、人としての「コミュニケーション力」「人間力」がとても重要だと思います。
訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?
点滴や栄養の管、人工呼吸器といったたくさんのチューブに繋がれていて、人によっては元々の姿とは全く違う姿になってしまう方もいて「この人はこんな姿を望んでいたのかな?」と疑問を感じることが多くありました。
それが訪問看護師になってから、延命治療を拒否して自宅に帰ってきた方をみました。
「美しく、楽しく、畳の上で死ぬ。」それがその方のテーマでした。
その方の在宅での生活を支えるために、ご家族はもちろん、ケアマネージャー、訪問診療の医師・看護師、薬局、福祉用具・・・さまざまな人と連携して、ご本人の願いを叶えるお手伝いができて、とても嬉しかったです。
病院では医療者が主体になりますが、在宅はそうではありません。ご本人と家族の生活の中に入り込むことで、ご本人の信念や生き様を感じ取ることができるのは訪問看護の醍醐味だなと感じます。
人生の最期を、どこでどう過ごすか・・・。ICUでの最期と在宅での最期をみている香菜子さんだからこそできる関わりがこれからどんどん深まっていきそうですね。
ICUのときは意識がある人のほうが少なくて、関係性を築くことができませんでした・・・。だからこそ名前を覚えてもらえたり、「訪問を楽しみにしている」と言ってもらえたりすることが嬉しいですね。
働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください
こちらに向かって飛んできたときはとてもびっくりしたし、怖かったです。一刻も早く帰りたいと思いました・・・!
次からの訪問でも出るんじゃないかって不安になりそう・・・。
はじめて一人で訪問したときは、とても緊張しました。一人での訪問はときどき判断に悩むことがあって焦ります。
緊急訪問やオンコールでも、とっさの判断をまず自分一人でしなくてはならないので大変だなと感じます。
これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?
多少不健康な生活でも「幸せならオッケー」なんじゃないかと思います。ただ、何でも許していいというわけではなく、本人がリスクもしっかりと承知していたうえでその生活を選択していることが大前提です。
「そんなの聞いてない」ということが起こらないよう、選択肢をきちんと提示したうえで、本人に意思決定をしてもらい、その選択を尊重する。そうやって、その人に合わせた幸せを一緒に見つけていける看護師になりたいです!
香菜子さん、ありがとうございました!
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・ホウカンTOKYO HP
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今回は、東京都内で訪問看護師として働く香菜子さんをご紹介します!