
目次
コーピングの効果の検証(復習)
コーピングの効果を検証するための視点として、以下の2つがありました。
- ストレス反応が1%でも緩和・軽減されたか?
- 短期的にも長期的にも良い効果があるか?
①ストレス反応が1%でも緩和・軽減されたか?
1つ目は、ストレス反応が1%でも緩和・軽減されたか?という視点です。
まずはストレス反応を軽減させ、心の充電をしてから、ストレッサーの対策に進んでいくというものでした。
まずは自身に起こっているストレス反応が1%でも緩和・軽減されたかを考え、効果を検証しましょう。
それを繰り返して自身の心の充電が上がると、ストレッサーについて考えることができるようになります。
②短期的にも長期的にも良い効果があるか?
2つ目は、短期的にも長期的にも良い効果があるか?という視点です。
両方に良い作用が現れるコーピングを優先的に実施していくというものでした。
ここでのポイントは、長期的に見たときに悪影響になってしまうコーピングはやらない方が良いということではありません。
やけ食い、やけ酒などのいただけないコーピングも、あなたを助けてくれる大切なコーピングです。
そのため、長期的にみて悪影響になってしまうコーピングは最終手段とし、その前に他のコーピングを試しましょうということでした。

コーピングのコストはどう?
試したコーピングのコストについて検証していきます。
コストの検証には、以下の4つの視点があります。
- お金
- 時間
- 健康
- 人間関係

①お金
1つ目の視点は「お金」です。
実行するコーピングに、「どれくらいお金がかかる? or どれくらいかかりそう?」を考えます。
日常的に使用するコーピングは、お金がかからないものが理想的です。
そして、「お金」という視点を使って、自身のコーピングを増やすこともできます。
例えば、温泉旅行をするとストレス反応は大きく下がるかもしれませんが、お金がかかります。
そこで、毎日の入浴で工夫をしてみます。
入浴剤をまとめ買いしておき、その中から気分にあった入浴剤を選んでお風呂を楽しむといった方法です。
これだと、温泉旅行ほどお金をかけずに、ストレス反応の緩和が期待できます。
②時間
2つ目の視点は「時間」です。
実行するコーピングに、「時間がかかる? or 時間がかからない?」を考えます。
時間がかかるコーピングは実施しづらいため、すぐにできるコーピングが理想的です。
そして、「時間」という視点を使って、自身のコーピングを増やすこともできます。
例えば、水族館に行くと癒されるかもしれませんが、行くまでに時間がかかり、頻繁に実施することは困難です。
そこで、スマートフォンやパソコンで水族館の写真を検索し眺めるといった工夫をすることで、気軽に実行できるようになります。
③健康
3つ目の視点は「健康」です。
コーピングを実行することで、健康への悪影響が「大きい? or 小さい?」を考えます。
長期的・短期的の視点とも重なる部分が多いです。
やけ食い、やけ酒は悪影響が大きいですね。
反対に、空を眺めることや散歩をすることなどは、良い影響があると思います。
健康への悪影響が少ないものほど理想的なコーピングです。
④人間関係
4つ目の視点は「人間関係」です。
コーピングを実行することで、人間関係への悪影響が「ある? or ない?」を考えます。
ここでは頭の中で行う、認知的コーピングが中心になります。
仮に、口に出すなどの行動的コーピングを実施してしまうと、人間関係に悪影響を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。
まとめ
良いコーピングとそうでないコーピングとの境界線は、以下の3つの質問で明らかとなります。
- 1%でもストレス反応やストレッサーが緩和・軽減されたか?
- 短期的にも長期的にも良い効果があるか?
- お金、時間、健康、人間関係へのコストが低く抑えられているか?

ありがとうございました。
ぜひ、動画の方もご覧ください。




















リアクション公認心理士の岡本雅佳(まどか)です。
今回は「良いコーピングとそうではないコーピングの境界線」を時間やお金といったコストの視点から解説します。
いい感じのコーピングといただけないコーピングの境界線を探っていきましょう!