【糖尿病の基本①】糖尿病について

Ns藤井

みなさん、こんにちは!看護師の藤井美幸です。

糖尿病の基礎についてお話させていただきます。

第1回目は、「糖尿病について」です。

 

糖尿病とは?

糖尿病とは、インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝症候群のことをいいます。(引用:日本糖尿病学会

 

文章だけみると難しいですが、簡単にいうと高血糖が続く状態のことです。

 

糖代謝とインスリン

私たちが食事を通して取り込まれた炭水化物(糖質)は、胃や腸で消化され、ブドウ糖に分解されます。

分解されたブドウ糖は小腸で吸収され、血液中に移動し、血糖が上がるという仕組みとなっています。

血糖が上がると、膵臓からインスリンが分泌され、増えすぎたブドウ糖を減らし、血糖を下げています。

余ったブドウ糖は、肝臓・筋肉・脂肪組織に蓄えられます。

 

 

インスリンは、筋肉や脂肪組織へのブドウ糖の取り込みを促進し、血糖を下げます。

血糖を上げるホルモンは幾つかありますが、血糖を下げるホルモンはインスリンのみとなっています。

 

ちなみに、脳細胞が利用できるエネルギー源はブドウ糖のみです。そのため、ブドウ糖は人間が生きていくうえで、最も重要なエネルギー源となっています。

 

高血糖って?

高血糖の症状として、以下のようなものがあります。

 

  • 口渇
  • 多飲
  • 多尿
  • 体重減少
  • 易疲労感

 

初期はほとんど無症状のため、注意が必要です。

 

糖尿病の診断と分類

①~③のいずれか1つと④が確認された場合には、糖尿病と診断します。

 

 

75gOGTTとは、75g経口ブドウ糖負荷試験のことです。

 

糖尿病の分類は4つあります。

 

  1. 1型糖尿病
  2. 2型糖尿病
  3. その他の特定の機序、疾患による糖尿病
  4. 妊娠糖尿病

 

代表的なものとして、①1型糖尿病②2型糖尿病があります。この2つは全く異なってきます。

 

 

ほとんどの糖尿病の人は、2型糖尿病に当てはまります。

原因としては、遺伝的なものもありますが、生活習慣が大きく関わってきます。

 

1型糖尿病の人は、インスリンがほぼ出ないため、インスリン注射がないと生命に関わります。災害時などは注意が必要となってきます。

 

インスリン抵抗性と肥満

インスリン抵抗性とは、インスリンは分泌されているが、細胞がブドウ糖を取り込みにくくなっている状態をいいます。

インスリン抵抗性やインスリン分泌不足があると、インスリンの作用が低下し、糖尿病を発症します。

インスリン抵抗性は、肥満によって引き起こされます。

 

BMI25以上で「肥満」

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

 

過剰な食事により余ったブドウ糖は、脂肪組織に蓄えられます。脂肪組織を分解する際に作られる物質が、インスリン抵抗性を促進させます。

インスリン抵抗性を改善させるためには、減量が重要となってきます。

 

まとめ

  1. 糖尿病とは、高血糖が続く状態です。
  2. インスリンは、血糖を下げる唯一のホルモンです。
  3. 肥満は、インスリン抵抗性を促進させます。

 

Ns藤井

以上、「糖尿病について」のお話でした。

次回は、高血糖状態が続くとどうなるのか、「合併症について」お話したいと思います。

ありがとうございました。

ぜひ、動画の方もご覧ください。

 

 

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