目次
お名前
よろしくお願いします!
働いている地域はどちらですか?
働いている職場(事業所)を教えてください
通称「かんたき」といわれる看護小規模多機能型施設で働いていて、その中で施設内での看護業務と、訪問看護を兼任しています。
現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください
現職(訪問看護師)歴は?
訪問看護に興味を持ったきっかけは?
それに対してウェルネス(Wellness)は「身体的・精神的・社会的な側面を含んだ総合的な健康状態」「より良く生きようとする生活態度」などと表され、生き方を含めて“健康的”に生きるための概念という印象です。
どちらも大切な考え方ですが、村上さんは後者の健康の考え方により関心が強くなっていったんですね。
そこで別な働き方を探していく中で、訪問看護に興味を持ちました。
訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?
実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界
在宅では利用者さんの生活が中心にあり、訪問・在宅の看護師や支援者はあくまでその利用者さんの生活のほんの一部なんだと知りました。
その中で、利用者さんやご家族の方が安心して生活を送るために様々な人たち・・・ケアマネジャー、介護士、医師、薬剤師、リハビリ職、福祉用具の方、そのほかにもたくさんの人たちが関わっていて、その人たちと共に共同していくことが大切だと感じました。
村上さんが先ほど話していたウェルネスな生活、そしてそれに対するエンパワーメント的な支援に近い部分があるように感じます。
訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?
私の経験不足もあったと思いますが・・・前職で別の訪問看護事業所で働いていたときには、利用者さんやご家族、訪問介護の方、訪問薬局の方、往診医との連携が難しいと感じました。
また、利用者さんの全体像の解像度が低くなってしまい、一人で訪問業務を行うことが当時の私には合っていなかったなと思います。
その後の経験や現職で変化はありましたか?
それが訪問看護としてもご自宅に訪問するようになってから、ご本人のご自宅での過ごし方や、ご家族のお気持ちなども直接聴くことができるようになりました!そこから、より利用者さんとご家族に寄り添ったケアやサービスを、一緒に働く介護スタッフやケアマネジャー・利用者さんの主治医に、情報を共有して共に考えることができるようになりました。
特に現職のかんたきでは介護士さんの関わりやケアが素晴らしく、一緒によりよいケアを考えていけることが嬉しいです。今は“多くの人と関わりながら利用者さんの生活を支えている”という実感を感じながら働くことができています。
けれどその悩んできた経験や、かんたきでの多角的な関わりを経て、村上さんが今充実して働いていることが伝わってきます。
働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください
どうしても医療的な考えに偏り過ぎて、利用者さんやご家族の生活を置き去りにしてしまった・・・なんて経験もあります。
今でも「薬なんて飲みたくない」「リハビリなんてしたくない」「入院なんてしたくない」「(誤嚥のリスクが高すぎて病院では絶食であろう方の)水を飲みたい、豆腐が食べたい」など、様々な利用者さんの要望に日々悩みながら対話しています。
これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?
「健康」という言葉は、中国の易経(※儒教の経典)の中で「健体康心」が語源だと言われています。「身体だけでなく、心もやすらかな状態が健康なのであれば、看護だけでそれが果たすことができるのだろうか?」と考えました。
もちろん私の専門性は「看護」であることが基盤にあり、看護師だからできること、判断できることを行うことを基本にすることが大事だと思っています。そのうえで一人の人として、目の前の人と「生活」や「健康」を共に考えていくことを大切にしたいし、利用者さんの生活を支える人たちのことも理解して一緒に働くことができる人になりたいです。
そして良い支援者として、まずは自分自身が豊かな生活を送れるように・・・よく食べて、よく眠って、よく話して、よく笑って、よく泣いて、よく怒って、日々楽しく生きていたいと思います。
村上さん、ありがとうございました!
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今回は、看護小規模多機能型居宅介護(通称:かんたき)で訪問看護+施設業務の兼任で働く村上さんをご紹介します!