訪問看護 経営者・管理者同士を結ぶコミュニティ「ツナビジ」イベントレポート /第15回ビジケアカンファレンス「令和8年 診療報酬改定について」(2026.3.17)

第15回ビジケアカンファレンス 令和8年 診療報酬改定について
〜 制度を理解し、経営と現場に活かす実践対話 〜
📅 2026年3月17日(火)20:00〜
💻 Zoomオンライン開催
👥 参加者18名
第15回ビジケアカンファレンス 今回のテーマ
看護師 上妻 看護師 上妻
第15回のビジケアカンファレンスには、18名の皆さまにご参加いただきました。ありがとうございます!

今回のテーマは「令和8年 診療報酬改定」。実際の厚労省資料をもとに、ベースアップ評価料・残薬管理・DtoP with N・機能強化型管理療養費4・常勤看護師割合など、現場と経営に直結するポイントを一緒に深掘りしました。

制度を「知る」だけでなく、「どう活かすか」を参加者みんなで考えた、とても実践的な時間になりました。
第15回ビジケアカンファレンス Zoom開催の様子
📸 第15回ビジケアカンファレンス — 参加者の皆さんと
💰 ベースアップ評価料と賃上げ・物価対応
📋 ポイント整理

令和8年改定では、ベースアップ評価料を活用した賃上げの取り組みがさらに求められます。物価上昇への対応も含め、スタッフの処遇改善と事業所の持続性をどう両立させるかが、経営者にとって最重要課題のひとつとなりました。

  • ベースアップ評価料の算定要件と実務的な手続きを確認
  • 賃上げ原資をどこから確保するかの考え方を整理
  • 物価対応分と人件費増分のバランスをどう設計するか
「賃上げしたい気持ちはある。でも、どこまで還元できるのかの判断が本当に難しい。」
参加者 参加者
うちも今まさにここで悩んでいます。スタッフには還元したいけど、先のことを考えると一度上げたものは下げられないので、慎重になってしまいますよね。同じ悩みを持つ方がこんなにいると分かって少し安心しました。
💊 残薬管理の考え方と実務
📋 実務での対応

今改定では残薬管理に関する評価が整理され、訪問看護師が担う役割がより明確になりました。利用者宅での残薬確認・記録・医師・薬剤師との連携など、実務フローをどう構築するかが問われます。

  • 残薬確認の記録をどのタイミングで・誰が行うか
  • 医師・薬剤師・ケアマネとの情報共有の仕組みづくり
  • 加算算定の要件を満たすためのドキュメント管理
参加者 参加者
残薬管理って現場では以前からやっていたんですが、加算として評価されるとなると記録の質が問われてきますよね。「やっている」と「証明できる」は違う、という視点で改めて業務を見直すきっかけになりました。
📱 DtoP with Nの位置づけ
💡 訪問看護師の役割

DtoP with N(医師から患者へのオンライン診療に訪問看護師が同席する形態)は、今改定でも訪問看護師の専門性が評価されるモデルとして位置づけられています。実際に取り組む事業所からの事例も交えながら、制度の活用可能性を議論しました。

「看護師がその場にいることで患者の安心感が全然違う」という現場の声は、この制度の本質的な価値を示しています。

DtoP with Nは「オンライン診療の補助」ではなく、看護師の専門性が活きる独自の関わり方。制度の枠組みをうまく使いながら、利用者にとって最善のケアを届ける新しい選択肢として捉えていきたいですね。

参加者 参加者
DtoP with Nについては聞いたことはあったけど、具体的にどう動けばいいか分からなかったです。今日参加者の方の実例を聞けて、「うちでもできるかも」と思えたのが一番の収穫でした!
🏥 機能強化型管理療養費4の整理
📋 算定要件と実務対応

機能強化型管理療養費4は、今改定で新設・整理された区分です。算定要件・施設基準・届出の流れを整理し、自事業所がどの区分を目指すべきかを参加者それぞれが考える機会となりました。

  • 「新設区分の要件を満たすには、まず何を整えるべきか教えてほしい」
  • 「算定できると思っていたが、要件をよく読んだら足りない部分があった」
  • 「届出のタイミングと準備期間の逆算が大事だと分かった」
参加者 参加者
機能強化型の整理は複雑で、正直自分で読んでいてもよく分からなかったです。今日みんなで確認できて、やっと理解できた気がします。こういう場でないとなかなか深掘りできない内容ですよね。
👩‍⚕️ 常勤看護師割合の考え方
💡 採用・シフト設計への影響

常勤看護師の割合は、算定できる加算の種類や収益に直結します。今改定での基準の変化をふまえ、採用計画・雇用形態の設計・非常勤スタッフとのバランスをどう考えるかについて、具体的な経営判断の視点から議論が行われました。

  • 常勤・非常勤の比率と算定できる加算の関係を再確認
  • 常勤割合を上げるための採用戦略と現実的なコスト試算
  • 既存スタッフの雇用形態変更と本人合意形成のプロセス
「常勤を増やせば収益が上がる。でも、雇用の安定と採用コストのリスクをどう取るか——これが経営者の本当の悩みどころです。」
参加者 参加者
常勤割合の話は、採用担当としてもすごく参考になりました。「算定のために常勤を増やす」という視点だけでなく、「スタッフが長く働ける環境」との両立を考えるきっかけをもらえた気がします。
今回のカンファレンスを振り返って

制度は理解して終わりではなく、「どう活かすか」が問われる時代。
参加者それぞれが、自事業所での意思決定を考えるきっかけとなる時間となりました。

看護師 上妻 看護師 上妻
今回は単なる制度解説ではなく、「これをどう現場に落とし込むのか」「収益と人材のバランスをどう考えるか」といった、明日からの経営判断につながる対話が多く生まれた回となりました。

参加者の皆さんから「同じ悩みを持つ仲間がいると分かって安心した」「具体的な事例が聞けて参考になった」という声をたくさんいただきました。ぜひ次回もご参加ください!

📢 次回開催のお知らせ
第16回ビジケアカンファレンス
「収益をどう”経営と現場”につなぐか」
📅 2026年4月21日(火)20:00〜
第16回ビジケアカンファレンス 次回案内

〜 数字・意図・納得をどう伝えるか 〜

令和8年診療報酬改定により、賃上げや処遇改善の流れは加速しています。しかし実際の現場では、こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

  • どこまで賃上げに還元するのか
  • 経営としてどこまで余力を残すのか
  • スタッフにどう説明するのか
  • 「なぜこの配分なのか」をどう伝えるのか

第16回では、経営者としてのリアルな収支感覚・賃上げ配分の考え方・スタッフへの伝え方・”言えない本音”を共有する場として、実践的な対話の時間をつくります。

経営の悩みは、なかなか表には出せません。だからこそ、同じ立場の仲間と共有できる場には価値があります。第16回も「ここでしか話せないこと」を安心して話せる時間にしていきます。ぜひお気軽にご参加ください!

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