訪問看護ステーションは基本的に土日祝日休みの職場が多いです。
そのため平日は利用者さんの訪問スケジュールが曜日ごとに決まっており、連休が取りにくいイメージがあるかもしれません。
それでも訪問看護師が連休を取ることは可能です。
こちらの記事では、訪問看護師が連休を取りやすくする工夫5選をご紹介します。
目次
訪問看護で連休を取りやすくする工夫5選
金曜日と月曜日に有休を入れる
平日に数日続けてお休みを取ると他のスタッフの負担が重くなります。
周りにあまり負担をかけずに連休を取るための工夫として、金曜日と月曜日にお休み希望を入れることをおすすめします。
土日のお休みと合わせて4連休にすることができます。
金曜日と月曜日どちらかにお休み希望を入れて3連休にもできます。
祝日を利用して長期連休をとる
祝日が多くなったので、祝日を利用して祝日の前後に休みを1日くっつけると4連休取れる月が増えています。
ゴールデンウィークやシルバーウィークは、その年の曜日の巡りによるところがありますが、前後に有休をくっつけたりの工夫次第で、シルバーウィークの月最大9連休とれたこともあります。
訪問スケジュールへの対策
この場合、利用者さんの訪問曜日は絶対休めないという心理的な負担になってしまい、お休み希望を出しにくいと感じてしまいます。
わかりやすい手順書や記録を作成する
お休みのあいだに他のスタッフが困らないように、日々の記録をわかりやすく詳細に記載したり、日頃から利用者さんごとの手順書を整備しておくと、お休み希望を入れるときの気持ちが軽くなります。
同時に、協力し合う周りのスタッフとの普段の良い関係づくりも大切です。
自分が休む代わりに働くスタッフが困らないように心を配り、整備できることはきちんと整備しておきましょう。
訪問看護師も工夫して連休を取ろう!
義務のため、スタッフから希望がない場合、比較的忙しくない日に管理者が月1日ペースなどでお休みを入れてくれることもあります。
しかし、どうせなら工夫をして連休を取り、普段はできない予定を入れたり遠出したりすることができれば、明日への英気を養う機会となるのではないでしょうか。
長年看護師は、「生活者」としてよりも「専門職」として仕事を優先させることを求められてきました。仕事を優先させられない場合は満足する形での職業継続がほとんど不可能でした。しかし看護師も生活者であり、その個人としての生活が成り立たなければ看護職の継続就労や専門性の向上は望めません。
働き方改革日本看護協会
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/hatarakikata/index.html
日本看護協会は上記のように述べており、訪問看護ステーションでも職員ら連休を取りやすくなるような工夫をする流れになっています。
ワーク・ライフ・バランス推進ガイドブック
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/wlb/guide/part1.html
厚生労働省でもすべての看護職が働きやすい職場環境を推進するための取り組みを推進しています。
慢性的な人手不足ともいわれている看護業界ですが、在宅医療の最前線として働く訪問看護師は、社会に欠かせない大切な存在です。
訪問看護師の幸せが利用者さんの幸せを招きます。
幸せの連鎖は、訪問看護師のワーク・ライフ・バランス実現から始まります。
利用者さんへのより良いケアにつなげるためにも、みんなで協力し合える職場づくり、仕事の効率化を進めながら、一緒に働く仲間と協力し合って、計画的に連休を取得しましょう。
訪問看護師も連休を取って仕事への英気を養おう!
お休み希望の締め切りは、前の月の15日くらいまでにしているステーションが多いと思います。
お休み希望を入れるときは、余裕をもって予定を立て、他のスタッフとかぶらないよう配慮しましょう。
訪問看護では同時間帯に訪問件数と同数の訪問看護師が必要なので、利用者さんの訪問に影響がないよう、自分が休みの時に働くスタッフの負担にも心を配り、工夫をして連休を取得することが大切です。
スタッフ同士お互いに気持ちよく連休を取れるよう工夫しましょう。
交代で休みを取れるような職場の環境づくりや、普段からスタッフ同士コミュニケーションを深めることが大切です。